nonoway’s diary

40代、理学療法士の雑記ブログ

社会人に必要な能力

理学療法士のnonowayです。

 

この仕事をしていて、いつも感じることは、それは、

想像力を働かせることの大切さです。

 

昨日の記事でも少し書きましたが、

治療を進めていく上で、

触診や視診、歩き方や立ち座り等の動作を観察し、

正常から逸脱した箇所を見つけ出し、痛みの原因を探し出します。

 

患者さんの症状は千差万別で、同じ「腰痛」だったり「四十肩」でも

人それぞれ訴えは違い、その原因も違います。

 

そのため、画一的な治療ではすべての患者さんに細かく対応することは困難で、

そこで、患者さんの症状からその原因までを想像する力が必要になります。

もちろん、そこには、知識や経験といったものに裏付けされている必要がありますが。

 

また、目の前の患者さんの体の状態だけではなく、

目に見えない情報、

例えば、仕事上でどういう動きや姿勢をすることが多いのか、

家での生活スタイル(椅子に座ることが多いのか、床に座るのか)、

家族構成や、運動習慣など、

 

それらを、問診で伺い、聞いた情報から想像して、

目の前の患者さんの症状と照らし合わせていくという作業を行います。

 

 

この想像力というのは、人とつながりを持つ職業ならば、

共通して必要になる力ではないかと思います。

 

教科書に書いている知識は、本を読めば学べるけど、

想像力を磨く為には、実践あるのみなんでしょうか・・・

 

相手のことにもっと興味を持てるようになればいいのかもしれませんが、

私、基本的に、自分のことしか興味がない人間なので・・・

 

想像力豊かな人がうらやましい。

また明日、頑張りましょう。