コロナ禍で挨拶できない若者が増えた?
こんにちは。
昨日の記事で書いたように、今日から、勤務先のクリニックに、理学療法士の実習生さんが来ることになりました。
自分の子供でもおかしくないぐらいの年の学生さんで、初々しく、何をするにも緊張している姿が、なんだかまぶしく映りました。
患者さん達も、知らない顔の若い子がいることに、興味を持ってくれて、積極的に話をしてくれたり、体を触らせてくださったりと、非常に協力的に接してくれ、とても助かりました。
そんな中、実習生が、患者さんと話している時や、他のスタッフに対する接し方などを見ていて、ちょっと感じたことがありました。
それは、少し、挨拶が苦手なのかな~。ということ。
廊下でスタッフや患者さんとすれ違う時、リハビリ室に入った時、患者さんがリハビリ室に入って来られた時、など
自分から率先して、挨拶ができていないなと感じました。
慣れない環境で緊張しており、どのタイミングで挨拶すればいいのかわからないということもあるでしょう。
医療接遇というか、そういう面の指導をしていくことも実習での課題にありますので。
ですが、そういうことをこちらがわざわざ指導しなくても、しっかりと挨拶ができていた学生さんも、これまでにはいました。
学生さん本人の資質というか、性格によるところが大きいとは思いますが、
この挨拶できるかどうかの問題、コロナ禍前と今とで比べると、コロナ禍以降のほうが、挨拶が苦手な学生が多いように感じています。
それはどうしてなのか。ちょっと考えてみました。
これまでに実習に来た学生さんと話したことを思い出してみて、ちょっと気づいたことがあるのですが、
コロナ禍以前の学生さんは、飲食店などでなんらかのバイト経験がある子が多く、学外で歳の離れた大人と接することを経験していたということ。
一方、コロナ禍以降の学生さんは、コロナの影響で人との接触を避けるようになった為か、バイト経験が全くないという子が結構多いということです。
やはり、誰とでも上手く挨拶ができるか、コミュニケーションが取れるかというのは、場数が物を言います。
元々の性格が明るく、誰とでも仲良くできる人もいますが、性格が内向的でも経験を重ねれば、ある程度は上手く人付き合いができるようになります。
私がまさにそうなんですが、人と話すのは苦手ですけど、仕事上だと、初対面で歳の離れた患者さんに対してであっても、特に抵抗感なくコミュニケーションが取れるようになりました。
その、人付き合いの経験というのは、若い学生時代のバイト経験から学ぶところが大きいと感じます。
コロナによって、その機会を奪われてしまった学生さんたちに、この実習の期間で、少しでも多くの患者さんと接してもらい、コミュニケーションをとることの難しさや楽しさ、その両面を知って、将来に活かしてもらいたいと思います。
コロナ禍が早く落ち着き、若い世代の貴重なコミュニケーションの機会を奪うことがないような社会に早く戻ってほしいですね。
ありがとうございました。
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