nonoway’s diary

40代、理学療法士の雑記ブログ

理学療法士の実習生時代を思い出して

こんにちは。

 

先日、実習生が来たという話題で、記事をいくつか書かせていただきました。

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今回の実習生は、2週間という短期間だったので、あっという間に終わり帰っていきました。

 

通常の業務だけでも忙しく、毎日てんてこ舞いなのですが、その間に、学生への指導も行わなければいけないのは、かなりしんどいこと。

ですが、新しい若い顔ぶれが増えると、スタッフにとっても患者さんにとっても、いい刺激になります。

もちろん、私自身にとってもです。

 

ですので、いつも、実習生が帰った後のこの時期は、ようやく終わったなぁと少しほっとしながらも、寂しさもあるような、ちょっと微妙な気持ちになります。

 

 

今回、来ていた実習生さんは、挨拶が少し苦手なのかなぁと感じたとは、以前の記事にも書かせていただきましたが、

自分から話しかけることは苦手でも、スタッフや患者さんとのコミュニケーションは上手くできていたし、また、基本的なリハビリの知識、検査測定のやり方、などに関しては、こちらから問い質すとすぐ口頭で答えることができていたので、結構優秀な生徒さんだったのではないかと感じています。

 

 

自分の実習生時代を思い出すと、ここまで上手く出来ていなかったなぁ・・・と思いだします。

 

自分でいうのもなんですが、学校での勉強に関しては、成績は良いほうだったと思うのですが、実習ではかなり苦労しました。。。

 

自分の気持ちを上手く言葉で伝えることが苦手なタイプで、スタッフや患者さんとのコミュニケーションも上手く取れず、ずっと緊張し萎縮した状態で、実習を行っていました。

 

そして、緊張した状態で1日、朝から晩まで過ごすことで、体力的にもかなりきつくなり、実習中に居眠りをしてしまったり、帰宅してから行わなければならないレポートの作成や自己学習の内容に関しても不十分で、かなり指導者を困らせることになっていました。

また、そのストレスの影響からか、突発性難聴のような症状が出てしまい、指導者からの指示を聞き間違え、叱責を受けることもありました。

 

今思い出しても、ちょっとトラウマになるぐらいのツライ経験をしてきましたが、それも一つの経験だったのかなと、同じ過ちを繰り返さないようにと、今に活きているところもあると感じています。

 

 

現在、理学療法士の業界では、実習生に対して、精神的にも身体的にもストレスを与えないようにと、負担となるようなレポート課題を減らし、体験が重視となる実習へと変えようとしています。

また、実習生のアイデンティティーを否定しないよう、そしてハラスメントになるような問題を起こさないようにと、かなり慎重な対応を求められています。

 

そんな時代の流れの中で、自分の実習生時代を思い返してみると、自分の指導者だった人は、そんなことにちゃんと気を使ってくれていたんだろうかと思ってしまいます。

自分の能力が足りていなく、困らせてしまったことがほとんどだとは思いますが、つらく苦しんでいた自分に対して、手を差し伸べてくれなかったあの頃の指導者は、指導者として正しい仕事をしていたんだろうかと思います。

 

今の時代の実習生は、自分のように苦しむ生徒がでないようにと、手助けしてくれるように制度が変わってきていますので、より安心・安全に学習しやすい環境にはなっていると思いますが、

あまり過保護になりすぎるのもどうかなという思いも少しあります。

 

理不尽な環境で辛酸をなめた経験が、5年後10年後、現場で働く自分を支える土台になることもあります。

 

だからといって、あえて厳しく実習生に接するというのもどうかとは思いますが、甘やかされすぎることでの弊害が生まれないよう、その塩梅を上手く探っていくことが大事かなと、今回、実習生が来たことで思いました。

 

 

皆さんは、学生時代、何か実習などで職場体験はされましたか?

その時の思い出などありましたら、教えてください。

 

 

ありがとうございました。

 

 

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ありがとうございました。