nonoway’s diary

40代、理学療法士の雑記ブログ

いかなごが繋ぐコミュニティ

こんにちは

 

今日、患者さんから、いかなごくぎ煮を頂きました。

(すでに、少し食べています。。)

 

毎年、3月の今の時期になると、住宅街を歩いていると、いかなごを炊いている匂いがどこからかしてきます。春の風物詩ですね。

私も、実家にいたころは、母が作っていたのを思い出します。

家を出てからは、自分で作ることはなく、わざわざ既製品を買うこともなかったので、こうして頂けると、実家にいたころを思い出し、なんだか懐かしい味でうれしいです。

 

 

ここで、少しいかなごについて、調べてみました。

最近、漁獲量が減って値段が高くなっているとの話は聞いたことがあるのですが、実際のところはどうなんでしょうか。

note.com

いかなごについてすごく詳しくかかれていて、興味深いです。

一部引用させてもらいます。

 

昭和45年~令和2年の期間内での数値ですが、

漁獲量は、昭和45年は、38948トン。過去最低の令和2年は、147トン。

約1/265に減少してます。驚きの数字ですね。

 

次に、値段はどうなのか。1キロ当たりの値段で比較してみます。

昭和45年は、キロ単価23円。令和2年は、キロ単価2578円だそうです。

1キロ23円って・・・今考えると信じられないですね。

今では、イカナゴはちょっとした高級魚かもしれません。

有難く頂きます。

 

 

話を戻します。

今日、いかなごをくれた患者さんですが、今週の初め頃、いつもは病院に来る曜日なのにお休みでした。後日、お話を聞いてみると、家でいかなごを12㎏炊いていたので、一日家から出られなかったとのこと!

その炊いたいかなごは、親せきやお知り合いへと送るそうです。

12㎏も炊いて、送るなんて、体力的にも金銭的にも大変じゃないですかと聞くと、

「大変だけど、毎年やってきたことだし、自分が元気で変わらずいることを伝える意味で送っているんだよ」とおっしゃっていました。

その患者さんは、年齢は90歳近く、少し背中は丸まってはいますが、杖もつかずしっかり歩かれています。頭もしっかりしており、認知症とは全く無縁なお人です。

 

元気だからこそ、大量のいかなごをご自分で炊いたり、お知り合いに送ったりできていると思いますが、毎年、変わらず送り続けなければいけないという、ある種の使命感を持ち続けていることで、身体も心も元気でい続けられるのかなと思いました。

 

近年は、年賀状じまいをしたりと、歳とともに人付き合いを整理する方が増えているそうですが、昔ながらの、いかなごが繋ぐコミュニティを大事にされている、今回の患者さんのように、多少面倒な部分があったとしても、人付き合いを大事にしていくことが、長く元気に暮らすことの秘訣になっているのではないかと感じました。

 

最後に、

今回頂いたいかなごは、WBCを見ながらの晩酌のアテにしたいと思います。

今日も日本が勝って、お酒がうまい!

 

ありがとうございました。

 

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ありがとうございました。