nonoway’s diary

40代、理学療法士の雑記ブログ

大掃除は暖かい時期にするべきという話

こんにちは。

昨日、腕が痛いと記事に書かしてもらいましたが、おかげ様で、今朝起きるとだいぶ楽になってきました。

まだ、少し違和感はありますが、日常生活には特に支障がない程度です。

 

毎日のように、寒くなりましたねー、と書いているような気がしますが、本当に一気に寒くなりました。明日はもっと寒くなるとか。

 

患者さんの中でも、この寒さの影響か、関節や筋肉の痛み、体の不調を訴える方が増えています。

2、3日前まで、元気に歩いてリハビリに来られていた方が、道で転倒して、車椅子に乗って、診察室に入っていく姿を見かけることもありました。

また、つい今さきほどの話になりますが、家の近所の踏切で、閉じかけ出した遮断機を見て、駆け足になって渡ろうとした70代ぐらいの方が、私の目の前で転倒しました。(この後、すぐ立ち上がられ、歩いていかれたので、大事はなかったと思います。)

 

やはり皆さん、寒さの影響で、筋肉や関節が、自分が思うようには動きづらくなっているのだと思います。

今回みたいに、特別寒くなくても、この年末の時期は、何かと忙しく大掃除だなんだと、動き回ることが多いかと思います。

寒くて体が動きづらいのに、大掃除をしなくてはならないなんて、危険でしかない。

その大掃除のせいで、腕が痛くなったのは私も同じです・・・

 

 

そもそも、なぜ、この年末に大掃除をしなくてはならないのか。

この風習はいつから広まったのでしょうか。

ちょっと調べてみました。

 

ii-nippon.net

リンク先の記事内容を要約すると、

大化の改新の頃の飛鳥時代に、中国より伝わった仏教思想により、宮中の貴族層に掃除という文化が普及した。

掃除の習慣が庶民に根付いたのは、平安時代。大掃除が生まれたのも、この頃。

当時の大掃除は、「煤払い」といわれ、歳神様を迎える為の大切な行事だった。

 

じゃあ、その歳神様って何?という方は、こちらを参照してください。

maminyan.com

 

歳神様とは、お正月になると、皆の家にやってきて、その家のその年1年を守り統べる神様だそうです。

門松や鏡餅など、お正月の風習の多くが、この歳神様を迎えるためのものだそうです。

 

 

少し脱線しましたが、

大掃除は、歳神様を迎え入れる準備として、年の終わりに家をきれいにしておくためのもの、ということでした。

ですが、この寒い時期に、硬い体に鞭うって大掃除をし、歳神様をしっかり迎え入れることができたとしても、体を痛めてしまっては、いい新年を迎えられるとは思えません。

ちょっとぐらい、掃除をさぼって、埃がすこしたまっている家でも、歳神様は多めにみてくれますよね。神様なんだから、心広くお願いします。

 

 

昔からの風習も大事ですが、今を生きる自分自身が一番大事。

大掃除は、12月じゃなくて、年度末の3月末ぐらいに変えるのがいいんじゃないでしょうか。

誰か、お国のお偉いさんが、大々的に発表してくれませんか。

きっと、冬場の転倒件数が減少して、高齢者の健康寿命がもっと延びると思いますよ。

 

ありがとうございました。