足が不自由でも選挙に行く高齢者の思いとは?
こんにちは。
約1週間ぶりの更新になります。ブログを始めて、これだけ更新間隔が空いてしまったのははじめてかも。書くネタがなかったというわけでもないのですが、ちょっと、家のことでトラブルがあり、気持ちに少し余裕がなかったのか、休みが続いてしまいました。
気を取り直して、ブログを書いていきたいと思います。
今週の仕事での一幕です。
4月9日は統一地方選挙の投票日ですが、患者さんとのリハビリ中の雑談でも、そんな選挙の話がでてきました。
いつもは、クリニックが開く朝一番の時間に、いつもリハビリに来られている患者さんがいるのですが、その日は、午前診療終了すぐ間近の遅い時間に来られました。
私「今日は、何か用事があったんですか?」と聞くと、
患者さん「期日前投票に行ってきたの、娘に車を出してもらってね」とのこと。
その患者さんは、変形性膝関節症で、症状はかなり重い方です。膝が大きく変形してしまっており、膝を真っすぐに伸ばすことはできません。一人で歩くことは可能ですが、杖を突きながら、ヨロヨロと動作はゆっくり、バランスも不安定で、リハビリ室内の移動でも転倒しないように見守りが必要なレベルです。
そんな足に不安のある人でも、なんとかご家族に都合をつけてもらい、投票へと行こうとされています。
この患者さんの他にも、「投票に行ってくるから、明日はリハビリ休みますねー」と言われる方が何名かいました。
足が不便だったり、自分の体の為のリハビリを後回しにしてまでも、高齢者の方々が投票へ行こうとする気持ちは、どこから湧いてくるんでしょうか。
義務感でしょうか。
世の中をもっと良くしたいという思いからでしょうか。
どちらにせよ、これだけ、高齢者の方が積極的に選挙に参加してくれており、若い世代の投票率が低いという現状がある中で、高齢者を優遇した政策が中心になることが仕方がないことでしょう。
令和3年10月に行われた第49回衆議院議員総選挙での年代別投票率は、20歳代が36.50%、30歳代が47.12%。60歳代が71.43%、70歳代以上が61.96%。
また、令和4年7月に行われた第26回参議院議員通常選挙では、20歳代が33.99%、30歳代が44.80%。60歳代が65.69%、70歳代以上が55.72%。
「投票に行っても行かなくても、何も変わらない。」
「仕事やプライベートが忙しくて、投票に行く暇がない」
と、何かと、選挙にいかない理由ばかりを考えるのではなくて、
まずは、若者の投票率を上げて、若者も選挙に興味があるんだということを、政治家達に示していく必要があるでしょう。
私は、もう若者ではないかもしれませんが、しっかりと選挙について考え、責任をもって自分で選んだ人に投票しようと思います。
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