nonoway’s diary

40代、理学療法士の雑記ブログ

帰省しようと思ったら、高速バス路線が無くなっていた話

こんにちは。

 

私の職場では、今週の中ごろからお盆休みに入り、4日間連休となります。この期間を利用し、お正月ぶりに、実家に帰省しようと思っています。

私は、ペーパードライバーで自家用車は持っていないので、いつも、帰省するときは高速バスを利用しています。実家の周りは、山と田んぼしかないような田舎で、車が無いと近所のコンビニにも行けないような場所なんですが、高速バスのバス停が実家の近くにあり、利便性がよく、気軽に帰省できていました。

ということで、今朝、高速バスのチケットを取ろうと思い、ネットで専用サイトを開き、いつも利用している路線を検索して調べると、何故か、全く表示されません。

そこで、バス会社のサイトを直接開いて、調べてみると、なんと、

「運行に必要な乗務員の確保が困難な状況であることから、該当路線を運休とさせていただきます」とのこと!

この路線は、元々一日に2往復ぐらいしていたのですが、数年前にそれが1往復だけとなり、お客がいなくて運営が大変なんだろうなぁとは、感じていましたが、まさか路線自体が無くなるとは・・・

ちなみに、これで、高速バスで帰省する手段が全く無くなったというわけではありません。直通便が無くなったというだけで、代替手段として、他の地域から出発するバスに、途中で乗り継ぐという形で、救済措置を考えてくれていましたので、これからも利用することは一応できます。

ですが、チケットの予約が今まではネットで気軽にできていたのが、直接営業所に電話するしかなくなったり、乗継便に関しては、乗り継ぎまでに長い時間待たなければいけなかったり、最悪、道路運行状況により乗り継ぎができないこともあるかもしれないと、怖いこともサイトに書いてありました・・・

よく知らない土地で降ろされ、バスが来ないまま置き去りとか、どうしろと言うんでしょうか・・・まぁ、電話で聞いてみたら、乗り継ぎできなかったということは、今まで一度もないそうですが・・・

今までは気軽に、高速バスを利用して帰省できていましたが、ちょっと交通手段を考え直さないといけないかもしれません。

 

あくまでこの話は、「路線の運休」なので、運転手さんが見つかれば再開されるのかもしれませんが、あんまり期待できない・・・

というのも、今、バス運転手さんはどこでも不足しているらしいですね。

www.watch.impress.co.jp

バスの運転には、大型2種の免許を持っている必要がありますが、その保持者の数が年々減っているそうです。今の若い人は、自家用車を持たない人も増えているぐらいですから、バスの運転手になろうという人も減っているんでしょう。

上のサイトからの引用ですが大型2種免許の保有者は、今から10年ぐらい前は、100万人以上いたそうですが、現在は80万人まで減っているとのこと。しかも、持っているドライバーの6割が60歳以上です。20代30代で大型2種を持っているのは全体の5%に過ぎないそうです。こんなところでも高齢化の波がきています。

また、高齢化問題だけでなく、高速バス業界に対する、さらなる逆風が来年から押し寄せます。

2024年4月に、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の改正が施行されます。これにより、バス運転手の時間外労働などの基準が大きく変わります。

これにより、さらに、高速バスの路線の運行に支障がでてきそうですね・・・

人手不足に関しては、いますぐどうこうできる問題ではないとは思いますが、誰しも年々歳を重ねていくわけですから、どうにかして若い人にもバス業界に入ってもらうしかありません。女性のドライバーも入りやすい環境にする必要もあるかと思います。

バス業界だけでどうにかしろというのも、大変なので、国として、後押ししてあげられるよう対策を考えていただければなと感じます。

 

ありがとうございました。