理学療法士の国家試験は簡単?国家試験の思い出を振り返ってみた
こんにちは。
今日の記事は、
- 理学療法士の国家試験の難易度はどうなのか?
- 合格するためのコツとは?
- 実際にどんな問題が出るのか?
について、現役理学療法士の私が、思い出を交えながら書いていきます。
この間の、2月19日(日)と20日(月)は、理学療法士の国家試験日でした。
受験された皆さん、お疲れさまでした!
私も、もうずいぶん前になりますが、この2月の一番寒い時期に、試験会場になっていた地元の高校へと国家試験を受けに行きました。
私は、理学療法士の専門学校に通っていたのですが、同じクラスだった約20人ほどの同期と一緒に、試験会場の前で円陣を組み、皆で互いに鼓舞し合い、試験に臨んだことを思い出します。
結果は、無事一発合格。
クラスメイトも、ほぼ全員が合格していましたが、友人1名だけが落ちてしまいました…
まぁ、その友人も、浪人はしましたが、その後無事合格し、現在はしっかりと理学療法士をされています。
ところで、
理学療法士の国家試験の難易度はどれくらいか、ご存じですか?
私が受けた時は、確か合格率は80%前半ぐらいだったかと思います。
ちなみに、去年の合格率は、79.6%だそうです。
年度によって、多少増減はありますが、80%前後で行ったり来たりしています。
この数字を見て、皆さんはどう思われますか?
自分的には、意外と高いんだなぁーと思っていました。
学生だった当時は、試験を受ける側からしてみると、この合格率は、
「80%なら受かって当たり前だな。」
「自分だけ落ちたらどうしよう・・・」
という不安がかなりありましたが。
もちろんですが、80%の人が受かるからと言って、試験が簡単だというわけではありません。難しいことで有名な医師国家試験なんて、合格率だけでみると90%超えていますからね。
理学療法士の国家試験を受けるためには、養成校にて3年ないし4年間のカリキュラムを終えている必要があります。
その受験資格を得るために、学内での試験や、実習を乗り越え、また過去問の対策などしっかりとこなせていれば、特に問題なく受かるレベルの試験だなと思います。
逆に言えば、国家試験よりも、学校での勉強を続けていくことのほうが大変だったなぁ、とも言えます。
実際、私が学生時代、国家試験で落ちた子よりも、学校の授業についていけず、中退してしまった子のほうがよっぽど多かったです。
ここに、理学療法士の国家試験を突破するコツがあるのではないかと思います。
理学療法士になるための学校での勉強は、高校までの義務教育で習ってきた勉強内容とは違い、専門的な医療の知識を一から学ぶことになります。
行ってみれば、入学時点では、みんな一列同じスタート地点から開始するということです。
リハビリの知識だけでなく、幅広い医療の知識を学んでいく必要があるので、自分一人の努力だけではカバーしきれないところもでてきます。
同級生や先輩たちとうまくコミュニケーションをとり、互いに情報交換し、授業資料を共有したり、また、教師と密に連絡相談したりと、学内でのコミュニケーションをうまく活かして勉強を進めることが大事だと思います。
また、グループで勉強していくほうが、互いに教え合い、アウトプットすることでより効率的に知識を定着化できますし、怠けたい気持ちになった時でも、他人の目があることで、自分を律することができるかと思います。
今、自分が理学療法士として仕事ができているのも、学生時代、ともに勉強してくれた友人の協力があったからこそだと思っています。
学内で、友達と一緒に、つらさも楽しさも共有しながら、勉強できていれば、国家試験なんて簡単です!
今日は、最後に、理学療法士の国家試験問題を少しだけ紹介したいと思います。
この問題が解れば、あなたも理学療法士になれるかも!?
引用:解剖学過去問題解説(第40回~50回) – もりもと塾
A.二関節筋はどれか。2つ選べ。
- 薄筋
- 恥骨筋
- 大内転筋
- 大腿直筋
- 膝窩筋
B.肋骨に付着する筋はどれか。
- 広背筋
- 僧帽筋
- 小円筋
- 大菱形筋
- 肩甲下筋
C.筋が付着していないのはどれか。
- 内側楔状骨
- 舟状骨
- 立方骨
- 距骨
- 踵骨
筋肉系の問題のみ挙げてみました。
トレーニング等されている方なら、わかったかも?
ちなみに、正解は。
↓
↓
↓
A.1.4
B.1
C.4
過去問題をいろいろ見ていると、すっかり忘れてしまった知識がちらほら・・・
今、試験を受けても受かる自信がありません。。。(汗)
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