nonoway’s diary

40代、理学療法士の雑記ブログ

患者さんから聞いた怖い?話

こんにちは。

 

台風が過ぎ、いい天気になるかとおもいきや、今日は、一日雨模様でした。中途半端にふるもんだから、またムシ暑く、汗がダラダラ・・・

盆が過ぎれば、暑さもマシになるなんて話は、もう今の時代には通用しないのかなと思う今日この頃。

 

ということで、お盆が過ぎたばかりではありますが、今日は、患者さんから聞いたちょっと怖い(?)話について書いてみたいと思います。

 

その患者さんというのは、数か月前から腰の痛みの為、当院に来られ、リハビリを開始した方です。80代の女性。穏やかな感じの方で、リハビリにも協力的でやりやすい方です。

ストレッチと筋トレを中心にリハビリを開始し、約1か月ほど続けていると、腰の痛みの症状も少しずつ改善していました。

そんな中、最近になり、その患者さんがリハビリに来ても、どこか元気がない様子に。

また痛みが悪化しだしたのかなぁ・・・と思い、ちょっと話を聞いてみることに。

 

私「調子はどうですか?また、腰が痛くなりましたか?」

患者さん「いいえ、腰は大丈夫だけど。最近、ちょっと眠れなくて・・・」

 

詳しく話を聞いてみると、

最近、夜中の3時ごろになると、玄関から物音がして、目が覚めてしまうとのこと。物音というのは、玄関のドアをガチャガチャと開こうとする音だとか。

その方は、県営の団地に1人で暮らされているので、違う部屋の人が間違ってドアノブを回したんだろうと、最初は気にしていなかったそうですが、それが毎日のように、また同じ時間帯にガチャガチャと開けようとしてくるそう。そのため、眠りが浅くなり、元気がなかったそうです。

その患者さんは、続けてこういう話もされました。

 

「犯人はわかっているの」

 

犯人?と聞いてみると、

団地の一つ上の、真上の部屋に、認知症の男性が一人暮らしされており、その人が、自分の部屋と間違い、ドアノブをまわしているんだとか。

以前にも同じようなことがあったとのことで、その認知症の人の仕業だとはわかっているのですが、今回は夜中の出来事なので困っていると話されています。

その患者さんは、女性で独り暮らしの身なので、苦情を言って、なにかトラブルになっても怖いと、我慢されているみたいでした。

 

もちろん、直接本人に苦情を言うと、トラブルの元です。警察はなにか問題が起きないと動いてくれないし、まずは、管理会社に相談するのがいいんではないかと、アドバイスはしましたが、こういう、認知症の高齢者のトラブルは全国で頻発しているんだろうなと感じました。

元々は元気な人で、夫婦で団地やマンションに住まわれていても、連れ合いの方を亡くされ一人になり、外に出ることも減り、認知症を発症する。というケースはよく聞きます。

リハビリで運動をすることは、筋力をつけたり体をうごかしやすくしたりという効果のほかに、認知症を予防することも期待できます。また、家族以外の人との接点を持つということも、認知症対策として大事かなと思います。

将来、自分が認知症になり、周りの家族やご近所に迷惑をかけることがないよう、今から、健康的な生活を継続し、できる限りの予防をしていきたいと思います。

 

ありがとうございました。